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第6840号

【主な記事】

徳茂参議院議員が誕生
自民比例でトップ当選 52万1060票


 第24回参議院議員選挙は7月10日に投開票が行われ、全国郵便局長会(青木進会長)の組織内候補の徳茂雅之相談役が52万1060票を得て、自民党比例代表でトップ当選を果たした。目標としていた50万票を超え、改めてオール郵政の組織力を示した。徳茂相談役は「支援していただいた恩を政治家としてしっかり返していく。郵政事業、郵便局を取り巻く環境は厳しいものがある。重い責任を感じており、身の引き締まる思い」と決意を語った。

 10日午後8時10分にNHKテレビで当選確実が報じられると、東京都港区の全特ビル8階に設けられた選挙事務所につめかけた全特や郵政グループの関係者から一斉に拍手がわき上がった。
 徳茂相談役、佳子夫人が大きな拍手に迎えられて会場に入り、後援会長の柘植芳文参議院議員の発声で、田中弘邦特別顧問、青木進会長代行、青木眞由美夫人会長と共に万歳を三唱した。
 柘植参議院議員が「オール郵政が団結して、素晴らしい結果で国会へ送ることができた。全国の仲間が心を一つにして闘ってきた成果。これからが勝負。力を合わせて国会の中で十分に働けるように一所懸命に尽力する」と激励のあいさつを行った。
 必勝ダルマに黒々と墨を入れて「開眼」した徳茂相談役は「局長、OB、夫人会、郵政グループの関係者の皆さんの支えがあってこの日を迎えることができた。改めてお礼を申し上げる」と深々と頭を下げた。
 さらに「郵政省に入り郵政事業に携わってきた。政治家としてこれまでにいただいた多くの恩をしっかり返していく。郵政事業、郵便局を取り巻く環境はたいへん厳しいものがある。今日が郵政事業、郵便局のまた新たなスタートの日になる。重い責任を感じており、身の引き締まる思い」と決意を語った。
 三上ひろみ夫人会副会長が花束を贈呈。改めて青木会長代行の発声で、徳茂夫妻と共に柘植参議院議員、全特の山本利郎副会長、山﨑雅明副会長、長谷川憲正元参議院議員、日本郵便の大澤誠専務執行役員が関係者と再度万歳を三唱して、自民党比例代表トップ当選を祝った。
【徳茂相談役への通信文化新報のインタビュー】
〈改めて当選の心境を〉大丈夫だと言われていたが、選挙は分からないから直前までドキドキだった。郵政で30年間お世話になり、この半年間は多くの皆さんに支援いただいた。そういう方々の顔が浮かんでくる。しっかり恩返しをしなければならないと改めて身の引き締まる思いだ。
〈局長の皆さんをはじめ、全国の郵政関係の方々へは〉全国の局長の皆さん、OB、夫人会、多くの郵政関係者の支援がなければ、今日のここに立っていられない。休みも返上して地域のために頑張っている局長の皆さんには頭の下がる思いだし、それがまた郵便局の良さだ。これからも地域の皆さんのために頑張っていただきたいと思う。郵便局長、社員の皆さんが仕事をしやすいように力を尽くしていく。
〈郵政事業にはまだ政治的課題が多い〉政治的な課題の解決が重要と思っている。(金融2社の)限度額引上げも柘植先生をはじめ、多くの皆さんが頑張ったからだ。ただ、必ずしも満足できる数字ではなく、サービス規制の問題、ユニバーサルサービスコストの問題など郵政事業にとってまだ解決しなければならない課題が多い。同時に郵便局が地域の一員として、さらに地域の役に立つ、地域の皆さんが本当に普通の暮らしを当たり前にできるように下支えしていくことが重要。そうした役割をもっと発揮できるように、政治の面で尽力していきたい。

難波議員再選 小西議員(千葉)も

 参議院選挙では民進党の比例代表として、日本郵政グループ労働組合の組織内候補の難波奨二参議院議員が再選された。得票は19万1823票。
 また、千葉選挙区(定数3)では元総務省職員の小西洋之参議院議員(民進党)も47万2219票を得て再選された。


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