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第6832号

【主な記事】

[日本郵便]社長に横山邦男氏
髙橋亨社長は会長に

 日本郵政グループは5月13日、6月に開催される株主総会に提案する取締役候補者を発表した。日本郵便の髙橋亨社長が交代し、新任には三井住友アセットマネジメントの横山邦男代表取締役社長が予定されている。髙橋社長は代表取締役会長に就任する予定だ。
 これに伴い髙橋社長は日本郵政取締役を退任し、替わって横山氏が就任する。日本郵便社長への横山氏の人事案について、日本郵政の長門正貢社長は「髙橋会長の下で日本郵便の経営を強化してもらいたい。過去に日本郵便に在籍したことが大きな理由で、課題も十分に分かっている。経営力を買って来てもらうことになった。西川善文社長体制の時に、問題があったのは事実。一部手法が荒かったりなどの批判はあるが、それらを教訓にし対応していく。日本郵政グループ各社の横の連絡を図るため、経営トップが毎週集まるなど、ガバナンスの強化も図っていきたい。足らざるは補い、経営はチームでやっていきたい」とコメントしている。
 横山氏は同社在籍中は、かんぽの宿の売却やペリカン便の業務統合などに携わった。横山氏の社長就任は、日本郵政の株主総会で承認後、日本郵便の取締役会での選任を経てとなり、6月28日を予定している。
 このほか、日本郵政では曽田立夫副社長、厚木進副社長、小松敏秀副社長の3人の副社長と前社長の西室泰三氏、社外取締役3人を含めて8人が退任となる。一方で、新任は池田憲人ゆうちょ銀行社長と横山氏、社外取締役3人の合わせて5人で、取締役は3人減となる。同社再任予定の取締役は7人の社外取締役と長門社長と鈴木康雄上級副社長、かんぽ生命の石井雅実社長を含めて10人。就任は6月23日の予定だ。


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