「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6793号

【主な記事】

社員育成とスキルアップで全国3位に
札幌市西部連絡会
札幌北部会
西川英樹部会長
北海道大学前局長

 平成16年、北海道大学前局長に就任。西川局長は、地域の人たちが一番使いやすく、存在意義のある郵便局を目指す。24年には札幌市西部地区連絡会の札幌北部会長となる。社員には「当たり前のことを当たり前にやろう」と呼びかけ、営業・業務・スタッフの三つで連絡会の一番になることを決意した。部会は15局で、8人局から3人局と窓口の取扱量に差がある。だから社員育成に力入れ、研修担当を設け、部会で活躍でき異動しても即戦力となれるよう新人社員のスキルアップを図った。
 営業では100%以上やるのが当たり前と話す。部会長局(北海道大学前)はじめ各局のカウンターはスッキリし、営業のやりやすい窓口として最適フロー・レイアウトのモデル部会にもなっている。部会長局では、多くのミニチュアポストが郵便局ファンを温かく迎える。総務担当の藤木規光副部会長(札幌新川一条)は、営業が中心となっている部会という。研修で社員のスキルがアップし、保険営業は牽引的役割を果たしている。窓口営業では全事業の実績アップが必要であり、全指標達成のため局に応じた数字を社員に意識してもらおうと副部会長を中心に全て臨局、社員とコミュニケーションを図りきめ細かく取り組んできたことが大きな成果につながった。26年度は、一番大きなAクラスの総合営業で全国3位となり本社総合営業表彰に輝く。西川部会長は一番の要因を、全社員が事業についてきちんと理解し、誇りを持ち取り組んだ結果と高く評価している。個別的には保険営業が牽引的な役割を果たし、厳しい中で郵便収入は目標達成。定定純増も渉外局を加えフォローすることができた。毎日、各局から「貯金は上げたが、保険が上がらなかったので明日は頑張る」など報告が入る。西川部会長の「目標を達成するのは当たり前、常に上を目指してほしい」との思いが社員に浸透しているからだろう。本年度は全指標達成と本社総合営業の順位を上げようと挑む。

  自主研と新人育成研修で成果
■総務担当―藤木規光副部会長(札幌新川一条)、大羽賀政則担当局長(札幌北二十九条西)、佐々木謙太防犯・CS推進リーダー(札幌新川二条局課長)、伊藤尚重担当(札幌北二十三条局課長)、岩間良太担当(札幌麻生局課長)、山口あきら担当(札幌北三十四条局課長)、石井健太郎担当(北海道大学前局課長
▽営業中心の部会。若手局長は、副部会長を補佐する担当として全事業への全員参画を図っている▽社員育成に力を入れ、連絡会を牽引している。

■研修担当―篠原聖希担当局長(札幌北二十三条)、千葉雅人担当(札幌新川四条局課長代理)、吉本純子担当(北海道大学前局課長代理)、中村秀明担当(札幌麻生局課長代理)、佐々木誠担当(札幌新川一条局課長代理)
▽部会で活躍でき、他局に異動しても即戦力となれるよう社員育成をメインに三事業を束ね研修▽自主研(全社員対象)では社員の営業スキル向上や横のつながり、営業方法を研究▽新人育成研修(保険募集資格取得3年以下の社員対象)は資格取得3年目の社員を講師役(5人)、2年目以下の社員を受講役(5人)として実施(札北ルーキー育成学園)▽若手局長のチーム活動(就任3年目以下の局長対象)は月に1~2回集まり、どのように取り組めば達成できるか検討する▽部会内社員接遇強化(全社員対象)を行っている。販売で最も重要なのは接遇と来局しやすい空間づくり▽お客さまともっと身近に「シタシキナカ」(親しき仲)を活用した接遇施策=シは仕事で「今日はこれから仕事ですか」、タは旅・食べ物で「ムラサキアスパラ食べたことありますか」、シは趣味で「お休みの日は何をされているのですか」、キは気候で「今日は暑いですね」、ナは仲間で「お友達で郵便局を利用されている方はいませんか」、カは家族で「入学されたんですね。おめでとうございます。お子さまの入学は初めてですか」(営業につながる情報が多い)

  牽引的な役割果たす保険営業
■保険担当―遠藤克仁副部会長(札幌新川二条)、吉田茂生担当局長(札幌新琴似七条)、下田直幸業務推進リーダー(札幌新琴似一条局課長代理)、庄田修二営業推進リーダー・提携金融紹介リーダー(札幌北二十三条局課長代理)、遠藤真澄提携金融サービスリーダー(札幌麻生局主任)
▽4年連続最高優績の部会。昨年度は152.15%で全国3位、一昨年度は全国トップの推進、連年全局全完。社員の意識が高いのが要因▽営業への意識づけと社員とのコミュニケーションを深めるため実績上げた社員に毎日お礼の電話、成功事例を聞き情報共有化を図っている▽保険営業は個人のスキルに左右される面が大きい。部会では高実績者の異動が多く、自主研(月1回、30~40人参加)などで社員のスキルアップに力を入れている▽個人のチャレンジ目標に応じグループ分けし達成率を競うのが効果的▽保険募集資格取得3年以下の社員対象に3年目を講師役(5人)、2年目以下を受講役(5人)に新人研修を行い効果を上げている▽一番大切なことは全員に営業意欲を持たせ、実績を上げたら必ず電話。達成感と充実感を味わってもらう▽本年度も150%以上を目指し推進中▽庄田リーダーが営業の牽引的役割を果たし、遠藤提携金融サービスリーダーは販売体験を披露し全員を引っ張っている。

  データ抽出し効果的にアドバイス
■貯金担当―浅井隆宏副部会長(札幌北二十四条西)、小山博臣担当局長(札幌新琴似一条)、佐々木伸哉業務推進リーダー(札幌北二十四条西局課長代理)、片石勝義営業推進リーダー・年金プロ(札幌新琴似局課長代理)
▽昨年度、純新規で100億2516万円を上げた、100億円突破は北海道で2部会。純増は約12億円を上げる。エリア目標で厳しかったが、最後までやり抜いてくれた全員の努力に感謝▽VIPシステム、5次システムをどこまで使っているか1局ずつ点検し操作方法を伝えた。例えば、1年間で定額貯金を利用している人、3か月で残高が増えた人、前月からいくら増えたかなどテンプレートして抽出。これをDMにし電話や局周活動へとつないでいく。テンプレートについては、きめ細かく1局ごとアドバイスし実績向上を図ったのが効果的だった▽支社、連絡会等の強化指定日には常に全国上位の推進率を確保。本年度の場合、1日で2億5000万円を上げた。連絡会内1位になるためにはこれだけ必要と伝え、全局が最低1000万円を確保し指定日には全国トップの実績を上げた▽現在、連絡会でトップを推進中。

  一体営業が結実したゆうパック
■郵便・物販担当―堀内千佳子副部会長(札幌新川四条)、田中啓一担当局長(札幌新琴似)、坂井基彦業務推進リーダー(札幌新琴似七条局課長代理)、青木徹営業推進リーダー(札幌北二十九条西局課長代理)
▽昨年度、郵便収入(100.81%)、ゆうパック(105.22%)は4年連続で目標達成▽札幌北局と良好な関係を築き上げた力強い一体営業が成果につながった(一体ゆうパック推進116.45%)▽大口ゆうパック1万2000個やゆうメールを部会長局で獲得したことが大きい。全体では2万1500個のゆうパックと3万4000通のゆうメールとなり、1500万円を超える一体収入を獲得▽一体営業では、局長と情報を提供する社員のコミュニケーションをしっかり図ることがポイント▽「年賀タウン(詐欺防止)」は単マネとの合同施策で1万4000枚獲得▽物販は122.76%(目標6900万円が8480万円の実績)、リーダーを中心に取り組んだ結果、18人の優績・準優績者が生まれた。


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