「通信文化新報」特集記事詳細

 年/月

第6768号

【主な記事】

全員営業で全種目達成を目指す
7年連続のV確定
女良郵便局(富山県)
副統括局長 山口 等局長

 今年度も余すところあと1か月半、一丸となって営業推進に尽力、本年度も順調に推移し、V7を目指している北陸支社管内の郵便局を訪ねた。富山県呉西地区連絡会(神初久光会長/高岡芳野)の女良郵便局(山口等局長)である。同局のある氷見市は、富山県の西北、能登半島の東側付け根部分に位置している。「青い海」と「みどり豊かな大地」の自然の恵みに包まれている。日本で初めて発見された洞窟住居跡「大境洞窟」や万葉の歌人・大伴家持ゆかりの史跡など歴史ロマンに満ちあふれている。

 JR北陸本線の高岡駅で氷見線に乗り換え、氷見駅で下車。
 富山湾に沿って国道160号線を約12キロ北進し、女良JAの前を左折、300メートルほど西に進むと女良局が見えてくる。
 山口局長は、昭和52年11月7日付で新宿下落合三局に採用となり、約3年後にUターンした。その後、速川局を経て、63年6月23日付で女良局長として就任、27年目を迎えている。平成25年4月からは、貯金担当副統括局長の職にある。
 スタッフは局長、主任、期間雇用社員の3人。利用世帯は約420、1500人程度で、1日当たりの来局者は20~30人である。

 お客さまのために仕事をする
 地域は少子・高齢化が進んでおり、兼業農業や漁業の家が多い。そうした中、「お客さまのために仕事をする」を基本スタンスとしている。これはお客さまにも伝わり、信頼・信用にもつながっている。
 また、来局者は顔見知りの人が多く、会話を通じてお客さまが何を考え、何を望んでいるのかほぼ把握しており、そのニーズに的確に応えられるように取り組んでいる。
 山口局長は、電話の声を聞いただけで約8割は誰だか分かるという。カウンターでの声かけも、まず日常会話、それから用件に入る。局長と社員の連携も良く、営業推進にも結び付いている。

 必ず達成との強い思いで
 与えられた目標は必ず達成するという強い思いで営業推進に取り組んでおり、局長に就任してからすべて達成している。民営化以降も毎年全種目を達成しており、目指すは常にNo.1である。
 万一遅れが生じた場合は、声かけを強化したり、電話で来局をお願いし、定額貯金や簡易保険の利用をしてもらうとともに、「お客さまが郵便局の商品を利用して本当に良かった」と思ってもらえるように取り組んでいる。
 どうしても数字が上がらないときには、トップセールスで目標達成をしている。

 社員育成への思い
 少人数でお客さま対応をしている上、局長が外出することも多い。社員が局長に代わってお客さま対応をすることもあり、育成には力を入れている。
 オールマイティーがベストだが、キャリアや年齢も違うことから、基本的には「長所を伸ばす」ことを大事にし、尺度は「自らを基準としない」。時には局長がやってみせることもあり、山本五十六の「教訓」に近い形で指導している。
 特に高齢者が多いので、「目配り、気くばり、心配りができるようOJTを取り入れながら、社員の育成に努めている。

 地域との連携を密に
 日ごろから、地域との連携を密にし、お客さまや地域の人たちに信頼され親しまれる郵便局づくりに努めている。民営化前はかなり地域活動(各種の役員など)を行っていたが、現在は地区の役員と遺族会の副会長を務めている。
 27年度以降、地域の人たちの作品展などを再び開きたいと語った。


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